昇段レポート「四段への昇段と極真の道」
四段への昇段審査を受けるように高橋師範よりお話があったのは丁度1年前。
「押忍・・」と答えた自分ではありましたが、限られた中での稽古時間、そして自分の稽古というよりは道場生への指導になりがちな普段の自分に少なからず不安がありました。
以前の昇段審査のときもそうでありましたが、高橋師範には夜遅くまで、型のご指揮をして頂きました。細かく、鋭く、的確なご指摘は自分では決して気づかないものであり、高橋師範からご教示いただくことの嬉しさを感じております。
また、自分の稽古ができるように配慮してくれ、全面的に道場稽古の指導を引き受けてくれた野坂日出夫指導員、大変お世話になりました。
当日、駆けつけてくれたルネスの道場生達、セコンドとして付いてくれた仲間達、そして組手の相手をしてくれた仲間達、声援をしてくださった関西総本部の皆さん・・皆様のおかげでやり遂げることができたと深く感謝しております。
今回の昇段審査では、「極真で得た仲間は、宝である。」と同時に「極真の道を歩く」ことの貴重さを実感いたしました。
「極真の黒帯は取得が難しく、審査も極めて厳しい。」とは、以前から言われてきたことです。私の記憶に間違いがなければ、「四段位」とは大山総裁時代、県支部長クラスの段位であったと覚えております。
そのような段位を今回、私は允許されました。これは、師である高橋師範はじめ諸先生方からの「自覚せよ!そして、今後も極真の道を精進せよ!」との激励だと理解しております。極真の道は厳しいですが、楽しく充実したものでもあります。それを後世に伝えていきたい。諦めず、粘り強く続けてさえいれば、必ず到達できるものだ、ということを伝えていきたい気持ちでいっぱいです。
大山総裁が開き、偉大な師範方が歩んで来られた大道である「極真の道」を、私も一歩一歩、歩んでいきたいと思います。
嬉しさ以上に身の引き締まる感が強い今日この頃であります。
今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
この度は本当にありがとうございました。
押忍