昇段レポート
この度は昇段審査の機会を与えて頂きありがとうございました。
高橋師範をはじめ、ご指導頂いた先生方、先輩方、ともに頑張ってきた仲間、そして支えてくれた家族にとても感謝しています。
今から8年前、自分は友達からの誘いで高橋道場に入門しました。
入門した当初は、空手をするというより稽古後の道場の仲間との交流が楽しくて稽古に通っていたのを覚えています。そんな自分でも試合で勝ったり、負けたりを経験して帯色も変わっていきました。
しかし空手の楽しさを見出せないまま中学生の起点で空手を辞めるのだろうと思っていました。そんな時、高橋師範に選手育成稽古に誘われました。大変な驚きと、自分なんかがいいのかと恐れ多い気持ちでいっぱいでしたが、そこで自分の空手に対する思いが変わりました。以前の自分にとって空手とは習い事の一つでしたが、選手育成稽古に参加し始めてから、深く考えるようになり何度も困難や挫折を経験しました。本気になればなるほどその困難や挫折が悔しくてやっとの思いで結果が出たとき、初めて空手が楽しいと思えました。いつの間にか空手は自分の唯一、熱中できるものに変わっていきました。それから、中学校生活との両立、高校受験を経て今に至ります。
この度の昇段審査では、コロナ禍という大変な時期でしたが、自分の8年間の成果をぶつけようと稽古してきました。最後の 10人組手では自分の弱いところがでてしまい課題と反省が残りましたが、応援してくださる声に励まされました。
黒帯を締めるにあたって、入門当初から黒帯に憧れ、一番の目標にしてきました。空手を頑張ったということがひとつの形として残るのが本当に嬉しいです。 黒帯の名に恥じないよう新しいスタートに立ったことを刻み、日々精進していきたいと思います。
押忍